183コラム

百貨店・販売店

2007年09月07日

お得意さま招待セールに思う

関東地方を直撃した台風9号も去り、アパレル業界にとっては
本番のシーズンの訪れだ。
今年は猛暑が続き、夏物バーゲンを見送ったところもあるせいか
イベント会場で開催されている某デパートの
秋物招待セールを覗くとごった返すほどの賑わいに驚いた。
以前はメーカーや商社が身内の社内販売という形で
行っていたこのようなセールも、メーカーや
小売店それぞれの思惑からこのような形に変化してきた。
要するに、メーカーはプロパーで売れる期間が短くなる一方なのに、
大手百貨店に睨まれ在庫処分が思うようにできないジレンマと、
小売店は打つ手は打っても思うように売り上げが伸ばせない
という事情からこのようなシステムが台頭してきたと推察できる。
結局は消費者も得をすることになるわけで、
ウインウインに見えるこのシステム、果たして?

2007年06月30日

靴べらの恨み

ある人が今をときめくi .メンズ館の靴売り場に対し、
えらく憤っている。
いや、この話はi デパートに限ったことではないので
聞いていただきたい。
その人は推定100キロはあろうかという巨漢で、
普段から座ったりしゃがんだりが不自由・・・
だから靴選びの際、脱いだり履いたりが特に大変らしい。
そこで彼は店員に、太っている人間や高齢者は、
しゃがむのが大変なので長い靴べらを用意して欲しい
できたら一メートル位のものを、とお願いしたところ、
「さっそく用意いたします」と約束したという。
しかしその約束が未だに用意されていないらしい。
そして怒りついでに、「どのフロアも若い販売員ばかりで
マニュアルどおりの接客しかできない、
お客より若い販売員に知ったかぶりに
えらそうな口を利かれることが腹立たしい」とまで・・・
と、相当お怒りの様子でした。
さて、この”お怒り”に対し、関係者のコメントが聞きたいものだ。

2007年06月19日

デパート、アパレル業界の怠慢?               

流通業界紙のアンケート結果として、「団塊世代の服装への関心が薄い」「団塊世代という鉱脈は幻想だった」という報告が載っていた。
調査結果は結果として甘受するが、はたして、これからの高齢社会に関係業界はそう結論付けていいのだろうか・・・
私は、作り手、アパレルメーカーと、売り手のデパート双方のシニア層に対する戦略の本気度を問いたい。
最大の売り手であるデパートのおざなりな売り場構成や、販売員のシニア層に対する勉強不足は重症だ。
メーカーもメーカーで、変なプライド意識は棄てるべき、と言いたい。
私の知る限り、周辺にはおしゃれをしたいシニアが大勢いる。
益々、吾が研究所の存在価値が増したと歓迎すべきか。

2007年04月30日

SEE・・「しーっ、声をかけないで!」というサービス

髙島屋がはじめた新しいサービスとは、
販売員から声をかけてほしくない客が
「SEE」というカードを首にぶら下げて店内を歩くというもので
客からは好評とのこと。

でもちょっと待って!これってサービス?
従業員に対し、客にそのような気持ちにさせないような
教育をするほうが先なのではないだろうか。
コンシェルジュを増やす計画も同時に発表しているようだが、
はっきり言って何か変です。

2007年04月16日

百貨店業界のCSR活動にひとこと

百貨店に限らず、最近の流通業界はある特定の個人客へのサービスを重視しはじめた。
景気はよくても消費はイマイチとの流通業界関係者の声に、言ってみれば暗中模索している状況でのひとつの策がこの一本釣り作戦。
リアル店舗の場合、設備投資やこのところの不動産市場の回復で、家賃の上昇に加え、慢性的な供給過剰、無店舗販売の普及という苛酷な環境でのたたかいが続くなか、抜本的な販売戦略の見直しが必要になってきた。
今やDMやチラシ広告の効果は下がり続け、単なる自己満足の世界になろうとしている。
この際、業界全体で過去の常識は現在の非常識、くらいの意識転換が必要な時期に来ていると考える。
そこで私から、すぐに結果を求めない長期的な戦略として、「直接ビジネスに関係しない地域とのつながり」を本気で強化することを提案したい。
都市型百貨店といえども同じである。いつも売らんかなだけでは親しみがわかない。
大きいなら、大きいなりに地域の人と付き合う方法はあるはずだし、外部にそういうノウハウを求める方法もある。

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