かれこれ40数年、銀座という学校にいまだ在学中、いや、浪人中といったほうがよいかも知れない。
いつもは“銀ブラ“という授業を受けているが、時には実践で買い物をすることもある。 私は主に銀座の空気に触れることで自分の感性を磨いてきた。
四季それぞれ、行き交う人とすれ違うたびに心地よい銀座のにおいが通り過ぎていく。 とにかく何もかもがたまらなく好きで、卒業などする気は毛頭ない。
食べ物屋は、他のものに比べると案外高くないところも気に入っている。